工芸 · No. 238

No. 238その他の工芸品
三線
Sanshin
sanshin · 沖縄県
三線は沖縄県を代表する伝統的な弦楽器で、蛇皮を張った胴と細長い棹を持ち、琉球音楽・芸能に欠かせない存在である。
- 産地
- 沖縄県
- 分類
- その他の工芸品
- 素材
- 木 · ニシキヘビ皮 · 絹
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
三線の起源は、中国福建省から琉球王国へ伝わった「三弦(サンシェン)」にあるとされる。琉球王国時代に宮廷音楽や芸能の中核的な楽器として発展し、組踊をはじめとする琉球芸能に深く根付いた。当初は王族・士族など上流階級の間で演奏されていたが、やがて一般庶民にも広まり、沖縄の民謡や祭祀音楽に不可欠な存在となっ…
其の二素材
其の三技法
三線製作は大きく「胴作り」「棹作り」「皮張り」の工程に分けられる。胴は木材を刳り抜いて成形し、職人が手作業でニシキヘビ皮を湿らせて均等な張力で貼り付ける「皮張り」は最も熟練を要する工程で、乾燥後の張りの均一さが音質を大きく左右する。棹は黒木などを手鋸・鑿で丁寧に削り出し、糸を通す「うまのくら(駒)」…
其の四風土
沖縄の亜熱帯性気候は高温多湿であり、木材の乾燥管理や皮の張り具合に繊細な配慮が必要となる。一方、豊富な日照と温暖な気候は黒木などの硬質木材の生育を支え、三線製作の風土的基盤を形成してきた。





