工芸 · No. 64

No. 64陶磁器
美濃焼
Mino Ware
mino ware · 岐阜県
美濃焼は岐阜県東濃地域を産地とする陶磁器で、志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒など多彩なやきものを生み出し、国内最大の陶磁器産地として知られる。
- 産地
- 岐阜県
- 分類
- 陶磁器
- 素材
- 陶土 · 磁土 · 銅
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
美濃地域における陶芸の歴史は古く、古墳時代の須恵器生産にまで遡ることができる。平安時代には灰釉陶器が盛んに作られ、隣接する尾張の瀬戸焼の影響を受けながら独自の発展を遂げた。戦国時代から桃山時代にかけて、茶の湯文化の隆盛とともに大きな転換期を迎え、志野・織部・黄瀬戸・瀬戸黒といった「桃山陶」と総称され…
其の二素材
其の三技法
美濃焼の技法は様式によって多岐にわたる。成形には轆轤(ろくろ)、手びねり、型打ちなどが用いられる。志野焼では長石釉を厚く施して焼成することで、柚子肌と呼ばれる独特の表面肌や緋色の火色が生まれる。織部焼では成形後に大胆に変形させた造形に銅緑釉と鉄絵を組み合わせる技法が特徴的である。黄瀬戸は木灰釉や藁灰…
其の四風土
東濃地域は中央高地に位置し、良質な陶土・磁土の鉱床に恵まれている。また森林資源が豊富で、窯の燃料となる薪の確保が容易であったことが、古くから多様な窯業が栄えた背景にある。





