工芸 · No. 240

No. 240その他の工芸品
東京琴
Tokyo Koto
tokyo koto · 東京都
東京琴は東京都で製作される伝統的な琴(箏)で、精巧な木工技術と丁寧な仕上げによる優れた音響特性が特徴の弦楽器工芸品である。
- 産地
- 東京都
- 分類
- その他の工芸品
- 素材
- 木 · 絹 · 象牙
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
琴(箏)は奈良時代に中国大陸から伝来し、雅楽の楽器として宮廷文化の中で発展した。江戸時代になると、箏曲が庶民の間にも広まり、演奏人口の増加とともに楽器製作の需要も高まった。江戸(現・東京)は全国有数の消費都市として職人文化が栄え、高度な木工・漆工技術を持つ職人たちが質の高い琴の製作に取り組んだ。明治…
其の二素材
其の三技法
東京琴の製作は、素材の選定から始まり、胴の成形・くり抜き、甲の接合、表面の仕上げ、漆塗り・焼き仕上げなど多岐にわたる工程を経る。胴のくり抜きは音響特性に直結するため、職人の経験と感覚が求められる最も重要な工程のひとつである。表面(甲)には「焼き」と呼ばれる炙り加工を施すことで、独特の風合いと硬さを与…
其の四風土
東京は四季が明確で適度な湿度を持つ気候であり、木材の加工・乾燥管理に適した環境が職人の技術発展を支えてきた。また、大消費地としての都市的な気候風土が、高品質な楽器への需要を生み出し、技術の洗練を促した。





