工芸 · No. 156

No. 156金工品
高岡銅器
Takaoka Copperware
takaoka copperware · 富山県
富山県高岡市で作られる金工品。江戸時代初期に始まり、仏具・花器・彫刻など多彩な製品を生む日本最大規模の銅器産地として知られる。
- 産地
- 富山県
- 分類
- 金工品
- 素材
- 銅 · 錫 · 漆
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
高岡銅器の歴史は江戸時代初期にさかのぼる。加賀藩主・前田利長が高岡城を築いた際、町の産業振興を図るため鋳物師を招いたことが起源とされる。当初は鉄器を中心とした鋳物生産が行われていたが、やがて銅や真鍮を用いた製品へと発展した。江戸時代を通じて仏具の需要が高まり、高岡は仏具生産の一大拠点として栄えた。明…
其の二素材
其の三技法
高岡銅器の製造には、鋳造・鍛金・彫金など複数の技法が駆使される。中心となるのは鋳造で、砂型鋳造(生型・乾燥型)や精密鋳造(ロストワックス法)が用いられる。砂型鋳造では、木型や金型をもとに砂で鋳型を作り、溶かした金属を流し込んで形を成形する。鋳造後は「仕上げ」と呼ばれる工程で、ヤスリがけ・研磨・彫金に…
其の四風土
高岡を含む富山県は雪が多く湿潤な日本海側気候に属する。冬季に農業が制限されるため、職人が屋内で手仕事に専念できる環境が整い、鋳物業をはじめとする精緻な工芸技術の発展と定着を促した。




