工芸 · No. 96

No. 96漆器
会津塗
Aizu Lacquerware
aizu lacquerware · 福島県
会津塗は福島県会津地方で作られる漆器で、堅牢な塗りの品質と多彩な加飾技法を特徴とする、国指定の伝統的工芸品である。
- 産地
- 福島県
- 分類
- 漆器
- 素材
- 木 · 漆 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
会津塗の起源は戦国時代に遡る。会津藩主・蒲生氏郷が漆器産業を奨励し、近江や京都から職人を招いて技術を移植したことが発展の礎となったとされる。その後、歴代の会津藩主も産業保護に力を注ぎ、藩政期を通じて品質管理や販路拡大が図られた。特に江戸時代には「会津春慶」「勝手次第」など独自の塗り技法が確立され、全…
其の二素材
其の三技法
会津塗の製造工程は、木地づくり・下地・中塗り・上塗り・加飾の各段階に大きく分かれる。下地では布張り・錆付けを丹念に繰り返し、堅牢な塗膜の基礎を作る。上塗りは塵を嫌う清潔な空間で行われ、刷毛目が残らないよう熟練した技が求められる。加飾技法は多様で、金粉を蒔いて模様を描く「蒔絵」、箔を押す「箔絵」、針で…
其の四風土
会津地方は盆地特有の寒暖差が大きく、冬季は積雪量も多い。この高湿度な環境は漆の乾燥(酸化重合)に適しており、良質な塗膜形成を助けるとともに、豊富な森林資源が良質な木地素材の安定供給を支えてきた。



