工芸 · No. 59

No. 59陶磁器
会津本郷焼
Aizu Hongo Ware
aizu hongo ware · 福島県
会津本郷焼は、福島県大沼郡会津美里町本郷地区で生産される陶磁器。東北地方最古の窯場のひとつとして知られ、素朴な陶器から精緻な磁器まで多彩な作風を持つ。
- 産地
- 福島県
- 分類
- 陶磁器
- 素材
- 陶土 · 磁土
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
会津本郷焼の起源は、会津藩主・蒲生氏郷が朝鮮出兵ののちに陶工を招いたことに始まるとも伝えられ、江戸時代初期には本格的な窯業が展開されていたとされる。本郷地区は会津盆地の南端に位置し、良質な陶土と豊富な薪炭資源に恵まれたことから、藩の保護のもとで産地として発展した。江戸時代には会津藩の御用窯として日用…
其の二素材
其の三技法
成形技法は、ろくろ引き・手びねり・型成形など多岐にわたり、器種や窯元によって使い分けられる。施釉は浸し掛け・流し掛け・刷毛塗りなど様々な手法が用いられ、釉薬の重ね掛けによって複雑な表情を引き出す技術も受け継がれている。絵付けでは呉須による染付や鉄絵が施され、会津の自然や風物をモチーフにした意匠が多い…
其の四風土
会津盆地は内陸性気候で冬季の積雪が多く、厳しい寒さが長く続く。この閉鎖的な盆地地形が良質な陶土を育み、豊富な森林資源が薪炭を供給してきた。また、厳冬期に屋内作業が中心となる生活環境が、丁寧な手仕事の文化を育んだとも考えられる。



