工芸 · No. 02

No. 02織物
置賜紬
Oitama Tsumugi
oitama tsumugi · 山形県
置賜紬は山形県南部の置賜地方で生産される絹織物で、草木染めによる豊かな色彩と手紡ぎの絹糸が生み出す温かみある風合いが特徴の伝統的工芸品。
- 産地
- 山形県
- 分類
- 織物
- 素材
- 絹 · 藍
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
置賜地方における絹織物の生産は古く、養蚕と絹織りの文化が地域に深く根づいていた。江戸時代には米沢藩の産業振興政策のもとで織物業が奨励・発展し、この地の紬織りは着実に技術と品質を高めていった。米沢藩主・上杉鷹山による藩政改革の中で殖産興業が推進されたことも、地場産業としての発展を後押しした。明治以降も…
其の二素材
其の三技法
置賜紬の製作は、繭の選別から始まり、真綿づくり・手引き・手紡ぎといった糸の準備工程に多くの時間と技術が費やされる。草木染めでは植物を煮出した染液に糸を浸し、媒染剤を使いながら繰り返し色を重ねることで複雑な色調を引き出す。製織には主に手機(てばた)が用いられ、緯糸を一本ずつ丁寧に打ち込む手織りの工程が…
其の四風土
置賜地方は山形県南部の内陸盆地に位置し、冬季の積雪が多く寒暖差も大きい。この厳しい冬の気候が農閑期の副業として機内作業(織物)を根付かせ、産地の発展を支えてきた。また、豊富な山の植物資源が草木染めの多様な素材を提供している。



