工芸 · No. 163

No. 163仏壇・仏具
山形仏壇
Yamagata Butsudan (Yamagata Buddhist Altars)
yamagata butsudan · 山形県
山形仏壇は山形県で制作される伝統的な仏壇で、漆塗り・金箔・精緻な彫刻・金具細工を組み合わせた重厚かつ華麗な装飾が最大の特徴。
- 産地
- 山形県
- 分類
- 仏壇・仏具
- 素材
- 木 · 漆 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
山形における仏壇製作の起源は江戸時代にさかのぼる。城下町として栄えた山形では、仏教信仰の広まりとともに仏壇需要が高まり、漆器・彫刻・蒔絵・金具など各分野の職人が集積した。産地としての体制が整うにつれ、分業による高度な技術体系が確立され、彫師・塗師・錺(かざり)金具師・蒔絵師などの専門職人が協力して一…
其の二素材
其の三技法
山形仏壇の制作は、木地師・彫師・塗師・蒔絵師・錺金具師など複数の専門職人による分業体制で進められる。木地師が設計に基づき各部材を製作した後、彫師が欄間・柱・扉などに唐草や花鳥などの文様を精緻に彫り込む。塗師は木地に下地処理を施したうえで漆を何度も塗り重ね、研ぎを繰り返して滑らかな塗面を作り上げる。蒔…
其の四風土
山形県は内陸性気候で冬季の積雪が多く、農閑期の長い冬が手工芸の発展を支えた。また寒暖差が大きいことで木材の乾燥・漆の硬化に適した環境が形成され、仏壇づくりの技術的水準向上に寄与している。



