工芸 · No. 127

No. 127木工品・竹工品
南木曽ろくろ細工
Nagiso Rokuro Zaiku (Nagiso Woodturning)
nagiso rokuro zaiku · 長野県
長野県南木曽町を産地とする木工品。ろくろ技術を用いて天然木を成形し、木目の美しさと滑らかな曲線が特徴の椀・盆などの生活用品を生み出す。
- 産地
- 長野県
- 分類
- 木工品・竹工品
- 素材
- 木 · 漆
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
南木曽ろくろ細工の起源は、木曽谷に豊富に自生するヒノキやサワグルミなどの良質な木材を活かした木地師(きじし)の技術にさかのぼる。木曽路は古くから木材の産地として知られ、山中で木地を挽く職人集団が各地を巡りながら技を磨いてきた。江戸時代には尾張藩の管理下に置かれた木曽の山林資源を背景に、木地師たちは南…
其の二素材
其の三技法
ろくろ細工の中心技術は、回転するろくろに固定した木材を鑿(のみ)や刃物で削り出す「挽き物」技法である。職人は木の繊維方向や木目を読みながら、外形を整える「荒挽き」から、薄く精密に仕上げる「仕上げ挽き」まで段階的に成形する。椀の内側を挽く際には、刃物の角度と力加減が均一な肉厚を生む技術的な要となる。成…
其の四風土
南木曽町は中央アルプスと木曽山脈に囲まれた内陸山間地で、寒暖差が大きく積雪量も多い。この厳しい気候が木材の繊維を緻密に育て、良質な広葉樹の生育を促すとともに、冬季の農閑期に職人が屋内でろくろ仕事に専念できる環境を歴史的に生み出してきた。





