工芸 · No. 219

No. 219その他の工芸品
江戸木版画
Edo Mokuhanga (Edo Woodblock Prints)
edo mokuhanga · 東京都
江戸木版画は、東京(旧江戸)を中心に受け継がれてきた多色刷り木版画の工芸品。絵師・彫師・摺師が分業で制作する精緻な技術と、豊かな色彩表現が最大の特徴。
- 産地
- 東京都
- 分類
- その他の工芸品
- 素材
- 木 · 和紙 · 顔料
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
木版印刷の技術は大陸から伝わり、当初は仏教経典の複製などに用いられていたが、江戸時代に入ると商業出版や庶民文化の発展とともに劇的に普及した。とりわけ多色刷り技法(錦絵)が確立されてからは、風景・美人・歌舞伎役者などを題材とした版画が都市の庶民に広く愛好され、江戸の大衆文化を象徴する表現媒体となった。…
其の二素材
其の三技法
江戸木版画の制作は、絵師・彫師・摺師という三者の高度な分業によって成立する。絵師が描いた版下絵をもとに、彫師は薄紙を版木に貼り付けて主版(墨版)を彫り起こす。続いて色ごとに色版を制作し、各版に「見当」と呼ばれる位置合わせ用の切り込みを設けることで、多色摺りの際の正確な色の重ね合わせを可能にする。摺師…
其の四風土
江戸(東京)の温暖湿潤な気候は和紙や版木の乾燥管理に影響を与える。特に摺りの工程では湿度が紙の伸縮や顔料の定着に直結するため、職人は季節や天候に応じて水分量を繊細に調整しながら作業を行う。





