工芸 · No. 71

No. 71陶磁器
越前焼
Echizen Ware
echizen ware · 福井県
越前焼は福井県越前市を中心に生産される陶器で、日本六古窯のひとつに数えられる。厚みのある器肌と自然釉による落ち着いた色調が最大の特徴である。
- 産地
- 福井県
- 分類
- 陶磁器
- 素材
- 陶土 · 木 · 鉄
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
越前焼の歴史は平安時代末期から鎌倉時代にかけて始まったとされ、日本六古窯のひとつとして古くから知られている。当初は壺・甕・擂鉢など生活に密着した日用雑器が中心で、北前船の航路を通じて北陸・東北地方へと広く流通した。江戸時代には一時的に生産が縮小したが、地域の需要に支えられ命脈を保った。近代以降、民芸…
其の二素材
其の三技法
越前焼の成形は主に轆轤(ろくろ)引きと手びねりで行われ、厚みのあるどっしりとした形が基本となる。成形後は十分に乾燥させ、登り窯または穴窯に入れて数日間にわたり薪で焼き締める。焼成温度は高く、素地が十分に焼き締まることで吸水性が低く実用性の高い器になる。窯内での炎・灰・熱の流れが器に偶然性の高い窯変(…
其の四風土
福井県越前地方は日本海側特有の多雪・多湿な気候を持ち、冬季の厳しい寒さが粘土の自然な熟成を助ける。また豊富な降雪がもたらす豊かな水資源と森林が、良質な粘土層と薪の安定供給を支えてきた。





