工芸 · No. 133

No. 133木工品・竹工品
越前箪笥
Echizen Tansu
echizen tansu · 福井県
越前箪笥は福井県で作られる伝統的な木製収納家具で、堅牢な造りと重厚な金具装飾、漆塗りによる美しい仕上がりを特徴とする。
- 産地
- 福井県
- 分類
- 木工品・竹工品
- 素材
- 木 · 鉄 · 漆
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
越前箪笥の起源は、福井県の越前地方において、武家や商家の調度品として製作された木製収納家具にさかのぼる。北陸の厳しい冬の生活を支えるための実用的な家具として発展し、やがて婚礼調度品として広く求められるようになった。職人たちは木工・塗装・金具の三つの技術を高度に組み合わせ、丈夫さと美しさを両立させる独…
其の二素材
其の三技法
越前箪笥の製作は、木工・塗り・金具の三工程が緊密に連携して行われる。木工では、木材を十分に乾燥させたうえで、ほぞ組みや組手などの伝統的な継手技法を駆使して歪みや狂いが生じにくい頑丈な箱組みを作る。塗りの工程では、木地に砥の粉や漆を用いて丁寧に下地を整えた後、漆を数回にわたって塗り重ねて研ぎ出し、滑ら…
其の四風土
福井県の越前地方は日本海側の気候に属し、冬季には多量の積雪と高湿度をもたらす。この環境が木材の調湿・耐久性への要求を高め、狂いにくい木材選定・継手技術・漆塗りによる保護という越前箪笥の堅牢な製法を発展させた。





