工芸 · No. 232

No. 232その他の工芸品
播州毛鉤
Banshu Kebari (Fly Fishing Flies)
banshu kebari · 兵庫県
播州毛鉤は兵庫県西脇市を中心とした播州地域で作られる、渓流釣り用の毛鉤(フライ)工芸品。繊細な羽根と糸の手仕事による美しい仕上がりと実用性の高さが特徴。
- 産地
- 兵庫県
- 分類
- その他の工芸品
- 素材
- 羽根 · 絹 · 鉄
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
播州地域における毛鉤作りの起源は江戸時代にさかのぼるとされ、地元の川での渓流釣り文化と深く結びついて発展してきた。播州は古くから織物産業が盛んであり、その精巧な糸使いの技術や豊富な糸・繊維素材が毛鉤製作に応用されたと伝わる。職人たちは釣り師の実用的な要求に応えながら技法を磨き、羽根の選別・巻き付けか…
其の二素材
其の三技法
播州毛鉤の製作はすべて職人の手作業で行われ、工程は大きく「針の準備」「下巻き」「羽根巻き」「仕上げ」に分かれる。まず釣り針に糸を均一に下巻きして土台を整え、次に厳選した羽根を針軸に沿って一定の角度と密度で丁寧に巻き付ける。羽根の向きや量の微妙な加減が、水中での動きやシルエットを左右するため、高度な感…
其の四風土
播州地域は中国山地に源を発する加古川などの清流に恵まれ、古くから渓流釣りが盛んであった。豊かな水辺環境が毛鉤文化の土壌を育み、産地としての発展を後押しした。




