工芸 · No. 160

No. 160金工品
播州三木打刃物
Banshu Miki Forged Blades
banshu miki forged blades · 兵庫県
播州三木打刃物は、兵庫県三木市を中心に生産される金工品で、大工道具・農工具など多様な刃物を鍛造技術によって製作することで知られる。高い切れ味と耐久性が特徴。
- 産地
- 兵庫県
- 分類
- 金工品
- 素材
- 鉄 · 鋼 · 石
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
播州三木の刃物づくりの起源は、戦国時代末期にさかのぼるとされる。羽柴秀吉による三木城攻略(三木合戦)後の復興期に、全国各地から大工・職人が集まって城下町の再建が進められ、その際に多くの鍛冶職人も定着したと伝えられている。その後、大工道具や農具の需要に応える形で鍛冶業が発展し、近隣の山林資源や水資源を…
其の二素材
其の三技法
製作の中心となるのは「鍛造(たんぞう)」と呼ばれる工程で、加熱した鋼と軟鉄をハンマーや機械鎚で打ち延ばし、刃物の形状を作り上げる。次いで「焼き入れ(やきいれ)」によって刃に硬さを与え、「焼き戻し(やきもどし)」で粘りと靭性を調整する熱処理が施される。その後、砥石による「研ぎ」で鋭い刃先を形成し、柄の…
其の四風土
三木市を含む播磨地域は、瀬戸内海式気候により温暖で雨が少なく、歴史的に木材資源が豊富な山地にも近接している。この環境が製鉄・鍛冶に必要な燃料(木炭)の安定供給を可能にし、また大工道具の需要を生む建築文化の発展とも相まって、刃物産地の形成を後押しした。




