工芸 · No. 07

No. 07織物
桐生織
Kiryu Ori (Kiryu Textiles)
kiryu ori · 群馬県
桐生織は群馬県桐生市を中心に生産される絹織物で、精緻な紋織や多様な技法による豊かな表現力を特徴とする、「西の西陣、東の桐生」と称される日本を代表する高級織物産地の工芸品。
- 産地
- 群馬県
- 分類
- 織物
- 素材
- 絹 · 綿 · 麻
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
桐生における織物の歴史は古く、奈良時代に朝廷へ絹布を献上したとの記録が残るほど長い伝統を持つ。江戸時代に入ると幕府の保護と奨励のもとで織物産業が急速に発展し、西陣(京都)から技術者を招いて紋織の技法を取り入れるなど、高度な技術を積極的に吸収した。こうした技術革新により、桐生は全国有数の絹織物産地とし…
其の二素材
其の三技法
桐生織の最大の特徴は技法の多様性にある。紋織(ジャカード織)を中心に、綴織・捩り織(絽・紗)・風通織・二重織など数多くの織法が用いられる。ジャカード織機の導入により、複雑な花鳥風月や幾何学紋様を精緻に表現することが可能となった。捩り織では経糸を交差させることで透け感のある涼やかな生地を生み出し、夏用…
其の四風土
群馬県桐生市は四方を山に囲まれた盆地気候で、夏は高温、冬は空っ風と呼ばれる乾燥した北西の季節風が吹く。この乾燥した冬の風は、絹糸の静電気を抑え、繊細な糸切れを防ぐうえで有利に働き、精緻な絹織物の生産環境を後押ししてきたとされる。

