工芸 · No. 06

No. 06織物
伊勢崎絣
Isesaki Kasuri
isesaki kasuri · 群馬県
群馬県伊勢崎市を中心に生産される絣織物。先染めした糸を用いた精緻な文様と、絹本来の光沢・風合いが特徴の伝統的な織物。
- 産地
- 群馬県
- 分類
- 織物
- 素材
- 絹 · 藍
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
伊勢崎絣の起源は、群馬県伊勢崎地域における養蚕・絹織物の長い歴史に根ざしている。江戸時代には絹織物の産地として広く知られるようになり、絣技術が地域に根付いていった。明治時代に入ると、輸出向け生糸産業の発展とともに織物技術も高度化し、伊勢崎は全国有数の絹織物の産地として繁栄した。大正・昭和期には絣の意…
其の二素材
其の三技法
伊勢崎絣の最大の特徴は、織り上げる前に糸へ模様を染め付ける「先染め」の絣技法にある。経糸・緯糸のどちらか、あるいは両方を防染・染色することで、経絣・緯絣・経緯絣の三種類の文様表現が可能となる。糸を束ねて縛ることで染料の浸透を防ぐ「くくり絣」が伝統的な手法であり、熟練した職人による精密な縛り作業が文様…
其の四風土
群馬県は内陸性気候で夏は高温多湿、冬は乾燥した北西の季節風(空っ風)が吹く。この乾燥した冬の気候は、糸の管理や染色工程に影響を与える一方、古来より養蚕に適した温暖な夏が絹原料の安定供給を支えてきた。

