工芸 · No. 125

No. 125木工品・竹工品
加茂桐箪笥
Kamo Paulownia Chest
kamo paulownia chest · 新潟県
加茂桐箪笥は、新潟県加茂市を中心に作られる桐材製の箪笥。軽量ながら湿気調整に優れ、衣類や大切な品の保管に適した実用的かつ格調ある収納家具。
- 産地
- 新潟県
- 分類
- 木工品・竹工品
- 素材
- 木 · 銅 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
加茂桐箪笥の起源は江戸時代にさかのぼる。加茂市周辺は古くから桐の産地として知られており、豊富な原材料を背景に箪笥づくりの技術が育まれた。農閑期の副業として桐製品の生産が広まり、やがて地域を代表する産業へと発展した。明治期以降は全国市場へ向けた出荷が本格化し、生産規模が拡大した。近代化の波を受けながら…
其の二素材
其の三技法
加茂桐箪笥の製作は、木取り・乾燥から始まり、削り・組み立て・仕上げに至るまで多くの工程を手作業で行う。桐材は十分に乾燥させたのち、鉋(かんな)や鑿(のみ)などの刃物を用いて精密に加工する。引き出しは箪笥本体との嵌め合いが重要で、わずかな狂いも許されない高い精度が求められる。仕上げには「砥の粉仕上げ」…
其の四風土
新潟県は日本有数の豪雪地帯であり、冬季の長い農閑期が箪笥づくりの副業文化を育んだ。また、多雪・多湿な気候が桐の生育に適しており、良質な原材料の安定供給を可能にしてきた。





