工芸 · No. 177

No. 177仏壇・仏具
広島仏壇
Hiroshima Butsudan (Hiroshima Buddhist Altars)
hiroshima butsudan · 広島県
広島仏壇は広島県で製作される国指定の伝統的工芸品で、精緻な彫刻・漆塗り・金箔装飾が施された格調高い仏壇として知られる。
- 産地
- 広島県
- 分類
- 仏壇・仏具
- 素材
- 木 · 漆 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
広島における仏壇製作の歴史は、広島藩が城下町として栄えた江戸時代にさかのぼる。藩の保護のもとで木工・漆・金工などの職人が集積し、それぞれの技術が融合する形で仏壇づくりが発展した。浄土真宗の信仰が中国・四国地方に広く根付いていたことが需要を後押しし、広島の仏壇は豪華な装飾と高い品質で西日本各地に流通す…
其の二素材
其の三技法
広島仏壇の製作は、木地師・彫刻師・漆塗師・金箔押師・蒔絵師・錺金具師など複数の専門職人による分業制で行われる。木地師が骨格となる木組みを精密に組み上げた後、彫刻師が欄間や柱に繊細な草花・龍・鳳凰などの文様を彫り込む。続いて漆塗師が下地処理から上塗りまで幾層にも漆を重ね、堅牢で光沢ある塗面を仕上げる。…
其の四風土
広島は温暖湿潤な気候に恵まれ、良質な木材の産出と乾燥・漆塗りに適した環境を提供してきた。瀬戸内海沿岸の比較的穏やかな気候は、漆の硬化に必要な適度な湿度を保ちやすく、精緻な塗り作業に好条件をもたらしている。



