工芸 · No. 136

No. 136木工品・竹工品
大阪唐木指物
Osaka Karaki Sashimono
osaka karaki sashimono · 大阪府
大阪唐木指物は、大阪府で作られる木工工芸品。紫檀・黒檀などの銘木(唐木)を釘を使わず精緻な組み手技法で仕上げた、格調高い指物細工である。
- 産地
- 大阪府
- 分類
- 木工品・竹工品
- 素材
- 木
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
「唐木」とは中国や東南アジアなどから渡来した銘木の総称で、紫檀・黒檀・花梨などがその代表格である。こうした舶来の高級木材は、はるか昔から日本に伝わり、仏具や茶道具など格式ある調度品の素材として珍重されてきた。大阪は江戸時代を通じて「天下の台所」として国内随一の商業都市として栄え、全国各地の物資が集散…
其の二素材
主要素材は紫檀(シタン)・黒檀(コクタン)・花梨(カリン)などの唐木材で、いずれも東南アジアや熱帯アジアを主な産地とする硬質の銘木である。これらは木目が緻密で美しく、磨くと深みのある光沢が生まれる。一方、内部構造や補助部材には国産の桐や杉なども使われ、強度と軽量化を両立させることがある。唐木材は乾燥…
其の三技法
大阪唐木指物の最大の特徴は、釘や金具を一切使わず、木と木を精密に組み合わせる「指物(さしもの)」の技法にある。ほぞ・ほぞ穴・留め・組み手など多種多様な継ぎ手・組み手を駆使し、木材同士をかみ合わせることで強固な構造を実現する。加工には鑿(のみ)・鉋(かんな)・鋸(のこぎり)などの手工具が主として用いら…
其の四風土
大阪は温暖湿潤な気候で、木材の乾燥管理には細心の注意が必要な環境にある。この気候条件が、反りや狂いに対応できる精密な組み手技術の発達を促し、職人の高い技術力を育む土壌となってきた。
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