工芸 · No. 01

No. 01織物
二風谷アットゥㇱ
Nibutani Attus
nibutani attus · 北海道
二風谷アットゥㇱは、北海道沙流郡平取町二風谷地区に伝わるアイヌの伝統的織物。オヒョウなどの樹皮繊維を手織りし、独特の幾何学文様が特徴。
- 産地
- 北海道
- 分類
- 織物
- 素材
- 樹皮繊維 · 綿 · 麻
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
アットゥㇱ(attus)はアイヌ語で「樹皮の衣」を意味し、アイヌ民族が古くから日常着や儀礼衣として受け継いできた織物である。オヒョウ(ニレ科の樹木)の内皮から取った繊維を用いた織布は、北海道各地のアイヌコタンで作られてきたが、とりわけ沙流川流域の二風谷地区は質の高い織物の産地として知られてきた。明治…
其の二素材
其の三技法
アットゥㇱの織りは、地機(じばた)と呼ばれる腰機を用いた手織りが基本である。経糸(たていと)に樹皮繊維の糸を張り、緯糸(よこいと)を手で通しながら平織りを基調として布を織り上げる。最大の特徴は、布面に施される「モレウ(渦巻き文)」「アイウシ(刺繍状の文様)」などアイヌ独自の幾何学文様で、これらは霊的…
其の四風土
沙流川流域の二風谷地区は、北海道の冷涼な気候と豊かな森林に恵まれ、オヒョウなどの落葉広葉樹が自生する。この自然環境が良質な樹皮繊維の採取を支え、アットゥㇱの生産を根づかせてきた。
