工芸 · No. 174

No. 174仏壇・仏具
京仏壇
Kyo Butsudan (Kyoto Buddhist Altars)
kyo butsudan · 京都府
京仏壇は、京都府で制作される仏壇で、漆塗り・金箔押し・蒔絵・彫刻・截金など多彩な伝統技法を結集した荘厳な美しさが最大の特徴である。
- 産地
- 京都府
- 分類
- 仏壇・仏具
- 素材
- 木 · 漆 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
京仏壇の起源は、仏教文化が深く根付いた平安京・京都にある。仏教が国家的な庇護を受けた時代から、京都には仏師・漆芸師・金箔師・蒔絵師など高度な技を持つ職人が集積し、寺院仏具の製作を通じて技術が磨かれてきた。やがて仏壇が一般家庭にも普及するにつれ、それぞれの宗派の本山を多く擁する京都において、各宗派の様…
其の二素材
其の三技法
京仏壇の制作は、木地師・漆塗り師・金箔押し師・蒔絵師・彫刻師・截金師・錺金具師など多岐にわたる職人の分業によって成り立つ。木地師が精巧な木組みや彫刻下地を整え、漆師が下塗り・中塗り・上塗りと幾層もの漆を塗り重ねる。金箔師は微細な凹凸にも密着するよう金箔を丁寧に押し、蒔絵師は漆で文様を描いた上に金銀粉…
其の四風土
京都盆地の高温多湿な夏と乾燥した冬という気候条件は、漆の乾燥・硬化に適した環境を生み出す一方、木材の収縮・膨張を考慮した精巧な木組み技術の発展を促した。また豊富な地下水と湿潤な大気が漆塗りの品質維持に寄与している。





