工芸 · No. 83

No. 83陶磁器
伊万里・有田焼
Imari-Arita Ware
imari arita ware · 佐賀県
佐賀県有田町を中心に生産される日本最古の磁器。白磁の美しさと絵付けの精緻さで知られ、国内外で広く愛されてきた。
- 産地
- 佐賀県
- 分類
- 陶磁器
- 素材
- 磁土 · 金 · 呉須
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
有田焼の歴史は17世紀初頭、朝鮮半島から渡来した陶工・李参平らが肥前国有田の泉山で磁器の原料となる陶石を発見したことに始まる。以来、有田は日本で初めて磁器生産に成功した地となり、肥前磁器の一大産地として発展した。製品はかつて伊万里港から積み出されたことから、海外では「伊万里焼(オールド・イマリ)」の…
其の二素材
其の三技法
有田焼の制作は、原料の調合・成形・素焼き・施釉・本焼き・絵付けという複数の工程から成る。成形には手びねり、ろくろ、鋳込みなど目的に応じた技法が使われる。下絵付けでは素焼きした素地に呉須で文様を描き、釉薬をかけて本焼きする。上絵付けでは本焼き後の器に上絵具や金彩を施し、低温で再び焼成して発色させる。柿…
其の四風土
佐賀県有田周辺は、磁器原料となる良質な陶石を産する花崗岩質の地盤に恵まれている。温暖で比較的湿潤な気候は成形・乾燥の工程に適しており、山間部に立地する窯場では古くから良質な薪が調達できた。
