工芸 · No. 173

No. 173仏壇・仏具
彦根仏壇
Hikone Butsudan (Hikone Buddhist Altars)
hikone butsudan · 滋賀県
彦根仏壇は滋賀県彦根市を中心に制作される伝統的な仏壇で、漆塗り・金箔・蒔絵・彫刻・金具など多彩な工芸技術を一体に集結させた格調高い工芸品です。
- 産地
- 滋賀県
- 分類
- 仏壇・仏具
- 素材
- 木 · 漆 · 金
- 指定
- 国指定伝統工芸品
其の一歴史
彦根仏壇の起源は、江戸時代に彦根藩主・井伊家が城下町の産業育成のために京都や奈良などから優れた職人を招いたことにさかのぼります。藩の手厚い保護のもと、漆塗師・蒔絵師・彫刻師・金具師・錺師(かざりし)といった各専門の職人が城下に集い、それぞれの技を持ち寄って仏壇制作を行う分業体制が確立されました。この…
其の二素材
其の三技法
彦根仏壇の最大の特徴は、木地師・漆塗師・蒔絵師・彫刻師・錺師・金具師・表具師など、各分野の熟練職人が分業と協業によって一台の仏壇を仕上げる「分業制」にあります。木地師が精緻な木組みを作り上げた後、漆塗師が下地処理から仕上げ塗りまでを何十工程にも及ぶ丁寧な手順で施します。蒔絵師は金粉・銀粉を用いて繊細…
其の四風土
琵琶湖を擁する滋賀県は適度な湿度が保たれ、漆の乾燥・硬化に適した環境を提供します。また、湖周辺の豊かな森林資源が良質な木材の安定供給を支え、仏壇制作の産地として発展する地理的条件を整えてきました。

