CraftTripつくる旅

工芸 · No. 77

備前焼

No. 77陶磁器

備前焼

Bizen Ware

bizen ware · 岡山県

備前焼は岡山県備前市を中心に作られる陶器で、釉薬を使わず高温で長時間焼き締めることによって生まれる、土本来の色合いと豊かな景色が最大の特徴である。

産地
岡山県
分類
陶磁器
素材
陶土 · 鉄
指定
国指定伝統工芸品

其の一歴史

備前焼の起源は平安時代後期にさかのぼり、備前国(現在の岡山県東南部)で須恵器の技術を受け継ぐ形で発展したと考えられている。中世には茶道の隆盛とともに茶人たちから高く評価され、千利休をはじめとする著名な茶人が備前焼の器を愛用したことで広く名声を得た。江戸時代には岡山藩の保護を受け、産地としての体制が整…

其の二素材

備前焼に使われる粘土は、備前市周辺の田土(たつち)と呼ばれる水田の下層から採取される鉄分を多く含む粘土が主体である。この粘土は可塑性が高い一方で耐火性に優れ、長時間の焼成に適している。鉄分が豊富なため焼き上がりの色調は赤褐色から黒褐色と幅広く、土そのものの成分が焼成中に生み出す自然な変化が備前焼特有…

其の三技法

備前焼は釉薬を一切使用せず、成形した素地をそのまま松割木で焚く登り窯(穴窯)で焼き締める「焼き締め陶」の技法を基本とする。窯の中での炎の流れ、灰の付着具合、炭素の浸み込みによって、「火襷(ひだすき)」「牡丹餅(ぼたもち)」「胡麻(ごま)」「桟切(さんぎり)」などと呼ばれる多彩な景色が自然に生まれる。…

其の四風土

岡山県備前市周辺は温暖で晴天日が多く、「晴れの国おかやま」と称されるほど年間降水量が少ない。この安定した気候は屋外での土の乾燥や窯焚き作業に適しており、長期間にわたる焼成を支える環境として産地の発展に貢献してきた。

其の五訪ねる

備前焼を訪ねる

実際に訪れて、見て、作って、学べる場所

ここで作れる

ろくろを回す、染める、絵付けするなど、自分の手で作る体験ができる施設

備前紫庵

日本、〒705-0001 岡山県備前市伊部1515

4.8 · 37 件のレビュー

ここで見られる

工房や直営ショップで職人の技と作品を間近で見られる施設

掲載情報は AI による自動判定と人間による確認を経たものです。最新の営業状況・体験プランは各施設の公式サイトでご確認ください。